教習所の期限に間に合わないとどうなるのか

教習所に現在通っている人も、これから通っている人も頭に入れておいてほしいことの1つに、教習所の期限があります。教習所というのはいつまでも通い続けられるものではありません。有効期限というのが設けられていて、その期間内に免許証を取得しなければいけない決まりになっています。

ここでは免許証の期限についてと、期限を過ぎた場合どうなるのかについて解説します。

運転免許の教習所の期限について

教習所の教習期限に関しては、入所時の説明会などで説明されているはすですが、長い間通っているとついつい忘れていたりするものです。厳密にいうとさまざまなことに有効期限が設けられているのですが、基本的に教習所に通い始めてから9カ月以内に免許を取得しなければ、それまで受講してきたことが全て台無しになると思ってください。

ですから教習所に通う前にはあらかじめ自分のこれからのスケジュールをよく考え、9カ月以内に免許を取得できるようにスケジュールを組む必要があります。期限内に免許を取得しなければいけないのであれば、行ける日に時間の許す限り授業を受ければ良いのではと考える人もいるかもしれませんが、教習所ではよりたくさんの人に受講してもらうため、そして集中して授業に臨んでもらうために技能講習に関しては一日の間で受講できる時間を制限しています。

第1段階の技能講習は一日2時間まで、第2段階の技能講習は1日3時間までしか授業を受けることができません。学科講習に関しては制限はありませんが、1日のうち講習をしている範囲は限られているので、どれだけ過密スケジュールにしても1日で全ての学科を学ぶことは不可能です。

教習所にまだ通っていない人はこういった話を聞くと、期限内に卒業できるか不安に思うかもしれませんが心配はいりません。教習所での講習時間はオートマチック車の場合は学科と技能合わせて合計57時間、ミッション車の場合は学科と技能合わせて合計60時間です。

現在販売されている車はほぼすべてオートマチック車なので、よほど車にこだわりがある人でなければオートマチック車の講習を受ければ良いでしょう。9カ月以内に57時間の授業を受ければ良いと考えれば期限内に免許を取れそうな気持ちになるのではないでしょうか。

計算上、集中して教習所に通えば最短で20日程度で免許を取得できますが、混み合っているなどして思い通りに予約が取れず、実際にはどれだけ早い人でも1か月程度はかかることがほとんどです。そして平均で2か月くらいあればほとんどの人が免許を取得できています。

期限に関しては普通に通える環境ならば全く心配する必要はありません。

教習所の期限に間に合わなかったらお金はどうなるのか

教習所に通うためには30万円近いお金を支払わなければいけません。教習所に通う人は学生が多いのですが、学生でなくても自腹で30万円も出すというのはかなりの負担ですし、親に出してもらった人も簡単に出してもらえるお金でないことはよく分かっているはずです。

期限内に通えなくなるのには通うのが面倒になったからというわけではなく、学業や仕事が忙しすぎて通う時間が取れなかったというような理由の人もいるかもしれません。しかし、いかなる理由であっても教習所が設けている期限を免除してもらうための理由にはなりません。

教習所の設けている9カ月という有効期限は絶対で、9カ月を過ぎれば基本的にはその時点で退学という扱いになります。退学になると入校時に支払った料金がどうなるのか気になるところですが、入校時に支払ったお金に関しては一部教習所で授業を受けていない分に関しては返還されるところがあるものの、基本的には支払ったお金は一切返ってこないと考えておいた方がいいでしょう。

つまり30万円近いお金をドブに捨てるのも同然というわけです。そのため教習所に通い始めたら、仕事や学業は抜きにしてそれ以外は教習所に通う事を最優先にして生活のスケジュールを立てておいた方が良いでしょう。

延長することは出来ないのか

以上のように教習の有効期限に関しては原則的にいかなる理由でも適用されるのですが、事前に申請することによって実は例外的に延長することが可能です。しかし誰でも延長できるわけではなく、延長するためには条件があります。

延長するための条件とは修了検定に合格して仮免許を取得していることです。仮免許には6か月という有効期限が設けられていて、その期限内に運転免許を取得しなければ仮免許が無効になるのですが、この仮免許の有効期限がそのまま教習所に通う有効期限の延長期間になります。

つまり仮免許を取得していれば特例として6か月間教習所に通う期限を延長してくれる場合もあるというわけです。しかし、これはあくまでも延長してもらえる場合があるというだけで、必ず適用されるわけではありません。

適用されるかどうかは教習所によるので、有効期限が切れそうで仮免許を取得しているのであれば相談してみましょう。そして仮免許を取得しないまま期限が切れそうな人は、まずは何としても修了検定に合格して仮免許を取得してください。

ちなみにこの延長が適用されたとしても一度退学扱いとなり、延長して教習所に通うためには仮免入所といって再入校という扱いになるので、第2段階以降の料金は改めて支払わなければいけません。

仮免許の取得が危うい場合の対処法

自分で予約を頑張って取っても期限内に仮免許の取得すら危うい場合はとにかく教習所に相談してみてください。理由が個人的なものでなくやむを得ないと認められれば特例でスケジュールコースやVIPコースという特別メニューを組んでくれることもあります。

これらは予約時間などの制限を外し、期限内に必ず目的を達成するようなスケジュールを組んだものです。しかしこれらを利用する際には別料金を支払わなければいけません。

なんとしても免許は取得しよう

以上のように免許を取得するための有効期限はよほどのことが無い限り延長を認められませんし、延長できたとしても多額のお金を支払わなければいけないので、事前にスケジュールを確認し、期限内に通えるときに教習所に通って免許を取得できるようにしておきたいところです。

もし自分で通うのをさぼってしまうかもしれないと心配な人は、合宿で免許を取得することも検討すると良いでしょう。合宿免許であれば嫌でも勉強できる環境が整っているので合宿する時間を確保できるならば、そちらの方が免許を取得できる可能性は高いです。